- 歌袋
- I
うたぶくろ【歌袋】(1)和歌の草稿を入れておく袋。 檀紙(ダンシ)・錦(ニシキ)・綾(アヤ)などで作り, 水引を通し座敷の柱にかけて飾りにする。(2)カエルののどにある器官で, 鳴くときにふくらませる。 鳴嚢(メイノウ)。IIうたぶくろ【歌袋】歌論書。 六巻。 富士谷御杖(ミツエ)著。 1793年刊。 歌論のほか, 勅撰集の作者索引, および作例などを収める。 父成章(ナリアキラ)の見解の祖述もうかがえ, 富士谷派の歌論としてのまとまりを示す。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.